●西アイスランド
ボルガルフィヨルズゥルは地形の変化に富み、美しくうねる渓谷は山や氷河に囲まれ、アイスランド一と言われるサーモンリバーで釣りも楽しめる。
ブレイザフィヨルズゥル湾に浮かぶ島の多くには珍しい岩石層や様々な鳥の営巣地があり、訪れる者を飽きさせない。
スナイフェルスネース半島は2001年にスナイフェルスヨークトル国立公園として指定された。奇形奇岩が沿岸を形成し興味深いアルトナルスターピなど自然が創造した景観もおおいに期待できる一帯だ。
ブレイザフィヨルズゥル湾 Breioafjörður
ブレイザフィヨルズゥル湾には約2700の島々が散在していると云われる。どの島もそれぞれ特徴的で、共通して夥しい数の海鳥の営巣地がある。この自然が全く損なわれてない湾と島々には数え切れない程の野鳥やアザラシが棲息しており、観察には持って来いの地域である。また、屈指の漁場でありクルーザーでセイリングするツアーもある。湾を横断する定期フェリーが運航している。
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スナイフェルスヨークトル氷河 Snæfellsjökull
スナイフェルスヨークトルは海抜1446mのアイスランドでも屈指の美しさを誇る氷河で、晴れていればレイキャヴィークからもその美観を肉眼で見ることができる。この氷河はヴァイキングの時代から霊が宿る場所と伝えられ、神秘的な雰囲気が漂う。ジュール・ヴェルネの空想小説『地底旅行』の仮想の入口としても有名。
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フラトエイ Flatey
ブレイザフィヨルズゥル湾の数有る島の中でたった一つだけ人が住んでいる湾内最大の島。1100年頃には、島内に修道院があり、アイスランド文学の中心的役割を果した。昔の面影をそっくり維持しているアイスランド最古の村。島内には30ばかりの家屋があるが、夏を除き、ほとんど住居として使われていない。家族経営の小さいホテルがある。
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ステイッキスホゥルムル Stykkishólmur
スナイフェルスネース半島ソゥルスネス突端岬に位置する人口1100人で半島最大の町。主産業は漁業だが、半島の商業の中心地でもある。たくさんの小島が外海から入江を安全に守っていて、その良港がこの町の最大の財産といえる。ブレイザフィヨルズゥル湾に面し、フェリーがフラトエイ島経由で西部フィヨルド地帯のブリャウンスライクゥルの間を定期運航している。
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ボルガルネース(ボルガルフィヨルズゥル) Borgarnes(Borgarfjörður)
「町のある岬」を意味するボルガルネースはボルガルフィヨルズゥル沿岸部に位置しながら漁業に依存しない数少ない町のひとつ。人口はおよそ3500人。町全体がデイルダルトゥングクヴェルの温泉により地熱暖房が施されている。西部観光の基地でもある。
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フロインフォッサルの滝 Hraunfossar
「溶岩の滝」を意味するフロインフォッサルは、ハトルムンダルフロイン溶岩台地のクヴィートアゥ川壁の間から湧き出る水が約1kmにわたって華麗に流れ落ちる絵のように美しい分れ滝だ。クヴィートアゥ川のもう少し上流には「子供達の滝」を意味する美しいバルナフォスがある。
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ラングヨークトル氷河 Langjökull
ボルガルフィヨルズゥルに横たわる総面積953km2の氷河。ヴァトナヨークトル氷河に次いで、ヨーロッパでは2番目に大きい。1990年にはその面積は1,021km2だったが、温暖化が原因で氷河の面積は年々縮小している。
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