●内陸ハイランドでの心得
人間の居住を一切赦すことのないアイスランド内陸部ハイランド地帯への旅行は、決して忘れることのない経験になるだろう。氷河と、樹木のまったくない山々を背景に、荒涼とした砂漠と緑の草地、そして広大な溶岩大地が織りなすコントラストが地の果てまで続く。無機的な世界に滝や露天の温泉が砂漠の中のオアシスのようにアクセントを添えている。
しかし、この壮大な自然は多くの危険をも含んでいる。ガイドを伴わないこのエリアへの旅行には、事前の十分な情報収集と準備が要求される。極一部の地帯を除いて、内陸部の山道は橋のない川がほとんどで、ごつごつした砂礫地帯が多く、一般の乗用車や平地用のバスでも入り込むことはできない。44インチ(約145cm)もの大きな車輪を装備した4WDのスーパージープやマウンテンバスのみが進入を許されるのだ。ガイド無しで内陸部をドライブするときには故障などの万一の場合に備えて2台以上で一緒にドライブした方が安全。道路公社(Public Roads Administration 電話 563-1500)で最新の路面情報を提供しているので、事前に確認することが大事(携帯電話も必携)。
また、こうした山道は夏季に入る前は一面雪で覆われており、このため道路公社による通行解禁日がある。各年の状況により異なり、解禁日は6月末~7月中旬になる。
地理的に北極圏に近いアイスランドでは、植物の成長期間は極めて短く植生は非常に繊細である。ほんの僅かなダメージでも、その一帯の植物群をすべて破壊してしまう。また、土壌表面の安定も悪いため、風による浸食だけで半永久的に破壊されるほどだ。従って、苔やその他の植物を摘む行為は一切禁じられている。草やその他の植物の上で、キャンプ用ガスコンロの使用や食器類を直接置くことも厳禁。土壌の上でのたき火も堅く禁じられている。
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●特 徴
通常、海抜300m以上の地帯をハイランドと称するが、内陸部は完全に人の居住を許さない山岳地帯と高原台地で、 その平均の高さは海抜500m。そのほとんどが溶岩、氷河、湖と砂漠に覆われていて、環境は厳しく、まったくの荒野の無人地帯だと言うことをしっかりと認識する必要がある。飲料水は山小屋またはキャンプ場で入手できるが、水と食料は多めに持参した方がよい。氷河から流れ出た河の水は、泥や砂を含んでおり飲料には適さない。
内陸部での天候は目まぐるしく変化する。町や村がある平地では晴天でも内陸高地帯も同様の天候とは限らない。天候のチェックは必ずしてほしい。
●ルートの紹介
内陸部ハイランドには南部から北部へ突き抜ける縦断コースとしてロング・ルートが2本ある。ひとつはラングヨークトルとホフツヨークトルの間を走るキョルールで山岳路の距離は約190km。もうひとつは、ヘトラ近郊の26号線から入り、ホフスヨークトルとヴァトナヨークトルの間を走るF26のスプレンギサンドゥル。山岳道は約200Kmだが渡河地点が数多くある。その他、ヴァイキング時代の山岳路カルディラルールそして南アイスランドのフィヤットラバクが代表的な内陸路となる。
この代表的なハイランド・ロードを中心に以下幾つかのハイランド・ロードを紹介する。
キョルール Kjölur(キャルヴェグール)(F-35)
キャルヴェグールはラングヨークトルとホフスヨークトル両氷河の間のキョルールを通り、南アイスランドのグトルフォスと北西アイスランドのブロンドゥダルールを結ぶ内陸道路。このルートの途中には川や滝があるが、橋梁が施されている現在では大概の車輌での通行が可能である。
アイスランドへの定住が始まった頃からキョルールはアイスランドの北部と南部を結ぶ重要なルートであった。このルートへの南アイスランドからの入り口は黄金の滝グトルフォスの北10km、サンドアゥ川のすぐ北の地点でアイスランド・ツーリングクラブ所有のマウンテン・ハットがあり、ラングヨークトル氷河の南端近くの湖ハガヴァトンの側。
このポイントからF-35ルートを出発し、氷河川サンドアゥを渡り、大河クヴィートアゥを右手に見ながら荒涼とした砂礫層が広がる一帯を約1時間のドライブすれば南西アイスランドの最高峰ブラゥフェットル(標高1204m)の西側の麓に到着。山麓に走るF-35を更に北上すれば左手に標高763mの凝灰岩の山ゲルディンガフェットルが現れ、しばらくすると左手にヨーロッパで2番目に大きなラングヨークトル氷河(950平方㌔)が創り出した氷河湖クヴィータゥヴァトンへ到着。湖の西にはアイスランドで2番目に大きい氷河ラングヨークトル(標高1355m)が聳え、湖にはラングヨークトル氷河から崩れ落ちた氷塊が漂う。湖の傍には平らな草地クヴィータゥルネスが広がる。ここにはツーリスト用のハットがあり休憩がとれる。
クヴィータゥルネスから更に北上を続けると右手に幾つかの頂に氷帽を垣間見られるケルリンガルフィヨットル連峰が現れる。その最高峰はスナイコットルゥル(1482m)とロズムンドゥル(1492m)。そして北西の方向にアイスランドで3番目に大きい氷河ホフスヨークトル(923平方㌔)が現れる。この氷河の特徴は西側から這うように横たわる氷河舌が多く目立つこと。1983年、音波探知装置で氷河の下の景観を調査した科学者がホフスヨークトルの氷河下700mのところにアイスランド最大級のクレーターが存在することを見つけた。
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そしてハイランド・ルートは続き、いよいよキャルヴェグール・ロードのハイライト・スポット、ラングヨークトルとホフスヨークトルの両氷河に挟まれた渓谷キョルール(Kjölur)に到着。渓谷の長さは25-30km、海抜は600m-700m、その中心はクヴェーラヴェトリル(Hveravellir)。色鮮やかな高温地熱地帯として知られ、温泉平野の意味を持つクヴェーラヴェトリルは海抜650m、アイスランドでも有数の地熱ゾーンでブラゥクヴェール、オスクルホゥルスクヴェール、エイヴィンダルクヴェール、ブライズラクヴェールなどかなりの数の温泉が湧き出ており、それぞれに色合いや携帯に特徴があり興味深い。ここはまた自然保護区にもなっている。アイスランド・ツーリングクラブが運営する温泉プールを備えた宿泊施設があり、また、天然の温泉体験もできる(水着必要)。余談だが、ここには18世紀の無法者、通称マウンテン・エイヴィンドゥルのフィヤットラエイヴィンドゥルの住んでいた廃屋の痕が今でも残っている。
グトルフォスからクヴェーラヴェトリル間の距離は93km。
ハイランド・ルートF-35はここからまるで果てしがないようにも見える灰色と褐色の砂礫層の地域を両側に臨みながら続く。このあたりの海抜はキョルール附近とほぼ同じ。セイジスアゥ川に掛かる橋を渡り、東にブランダ川そして西にグリームストゥングヘイジ荒地を臨む一帯に広がるオイズクールヘイジ荒地を縦断して走る。このあたりの海抜は400-500m。この荒地の多くは現在ブランダ水力発電プロジェクトのために40平方㌔の貯水池として水面下にある。スリースティクラ湖、ガルタボゥル湖、ミョゥアヴァトン湖など湖の多い一帯を抜ける附近で、右手には隠れて見えないがブランダ川が流れる長さ18kmの渓谷がある。ブランダ川の長さは125kmでアイスランドでは8番目。その源はホフスヨークトル氷河の西の部分である。
東の方角に長い尾根(山稜)が見え始め、F-35はブランダ川の土手沿いに横たわるブロンドゥダールル渓谷に入り、キャルヴェグール・ロードの終点となる。クヴェーラヴェトリルとブロンドゥダールル間の距離は72km。
ここからリングロード(1号線)に至るには、ブランダ川に架かる橋を渡って732号線へ、更にブランダ川の東岸を走る731号線を利用する。
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スプレンギサンドゥル Sprengisandur(F-26)
ヘトラ近郊の26号線から入り、ホフスヨークトルとヴァトナヨークトルの間を走るF26のスプレンギサンドゥル。山岳道は約200Kmだが渡河地点が数多くある。
世界で最も有名な活火山のひとつヘックラ火山とアイスランド最長(230km)の河ショウルスアゥ沿いに北西に進み、うっそうと生い茂るカバの木の森、砂溶岩の原野、たくさんの川や滝の織りなす鋭いコントラストに目を奪われるショゥルサゥルダールル渓谷からF-26(26号線)の内陸ハイランドへのルートに入る。ショゥルスアゥ川に沿って東に向かい、ヴァトナヨークトル氷河に源をおくトゥンガナアゥ川の滝フロインエイヤフォスの傍を抜け、1977年に開設された水力発電所シガルダ、更にはアイスランドで2番目に大きい湖ソゥリスヴァトン湖(70㎢、109m深度)を経由、標高1540mの氷河トゥングナフェットルスヨークトルの南側にある渓谷ミーダルールへ。
このあたりから、ヨーロッパ最大のヴァトナヨークトル氷河とホーフス氷河に挟まれた広大な砂漠地帯を縦断するスプレンギサンドゥル(吹き出す砂原の意味)に入る。砂漠は概ね高度700-800m、広さは30x70㎞。途中、天気が良ければアポロ11号の宇宙飛行士の訓練場所に選ばれた、月面によく似ているとされるアスキャ火山を遠方に望める。更にごつごつとした石礫の砂漠の中をバスは走り、印象深い滝アルドエイヤルフォスを経由して、アークレイリとミーヴァトンを結ぶ50号線沿いの小村フォスホゥルに到着。
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カルディダルール Kaldidalur (F-550)
シンクヴェトリルからウクサフリーグル・ロード(52号線)を北に向かい、ブルンナルで52号線は西に折れるように走っているが、ここから北に向かいフーサフェットルまで続く道路がカルディダルール(冷たい谷の意味)で全長は40km。
シンクヴェトリルでのアルシング(国会)時代には、シンクヴェトリルと北の地方を結ぶ重要な幹線道路であった。オゥク楯状火山(標高1198m)とソゥリースヨークトル氷河(標高1350m)の間を走り、ソゥリースヨークトルとラングヨークとル氷河の舌氷河ゲイトランドスヨークトルの間にはソゥリースダールル渓谷が横たわる。この渓谷はサガ書の英雄「怪力のグレッティル」が巨人ソゥリルと一緒に過ごしていた場所として知られている。
ゲイトランドはゲイトランドスヨークトル氷河の西、ゲイトアゥ川の東そしてクヴィートアゥ河の両岸の北に位置し、10世紀から1600年まで人が住んでいたところで、廃墟化した農家の痕が2箇所で残っており、1988年には公式に保護地として指定された。
カルディダルールの中間部には岩が露出した長い尾根ランギフリ―グルが見られる。ここはカルディダルールの最高地点で標高は727m。ここからソゥリースヨークトル氷河へ繋がる側道がある。また、このすぐ北には荒涼とした岩だらけの粗粒玄武岩質の溶岩原スク―ラスケイズが広がっている。
このルートの北寄り(フーサフェットル近く)からはドーム型をした標高1675mの氷河エイリークスヨークトルの勇姿が見られる。
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北フィヤットラバク Fjallabaksleið Nyrðry(F-208)
南アイスランドの内陸部には1977年に完成したシガルダ水力発電所がある。シガルダは北に走るスプレンギサンドゥル・ロードと南に走る北フィヤットラバク・ロードの起点である。
シグルダからF-208はすぐにこのあたりの最高峰ロズムンドゥル(1074m)に連なる大きな砂礫堆石地を抜け、南西の方向に昇り始め、暫くはこうした光景が続く。その後、砂礫層の地表景観が一転して剥き出しの溶岩地の景観に変わり、尖った岩の隆起や曲がったドーム型の縄状溶岩が見て取れる。
ロードの左手にトゥンガナアゥ川が見えてきたら、フィヤットラバク自然保護区のエリアの入り口。ここからは深い砂地、砂丘そして溶岩塊など無味乾燥の砂だらけの景観が道の両側に展開した後、丘陵に囲まれた美しい黒色の火山灰の砂漠の中を走る。剥き出しでワイルドな光景がこのあたりの特色だ。大抵の火山灰は黒っぽいが、場所によっては濃い赤銅色かかっている。道の左手の高いポイントに赤色の尾根が二つの丘陵の間を走っているように見えるが、そのひとつが標高759mのフノイサル。この赤い帯状の部分は噴火口の内壁の一部で、道がその縁附近まで繋がる。周囲には溶岩層があり、火口の内部には濃い緑色の水を蓄えた小さな湖がある。
次のスポットは溶岩に囲まれたユニークな湖、フロスタスタザヴァトン。ここは細い山道とのクロスポイントとなっていて、右に入ればアイスランド最長のショゥルスアゥ河(230km)の土手に至り、左に入れば華麗な噴火口リョゥティポトリルに至る。この火口は幅1.5kmもある巨大なもので内部の壁面の溶岩層の間には帯状の火山灰層を持ち、緑色の水を蓄えた湖もある。フロスタスタザヴァトン湖にはかなりの数の丘陵があり、その幾つかはカラフルで黄色や茶褐色をしたものがある。また、湖の南西コーナー部分には黒色の溶岩の広がりがある。
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もうひとつ溶岩原を通り過ごせば、ヨークルギルスクヴィースル川附近に広大に広がる砂地に辿り着く。この砂地の色は茶褐色をしていて、ブラックサンドがほとんどのアイスランドでは極めて珍しい。ここから細い小道を右手に入れば内陸ハイランド観光の白眉のひとつランドマンナロイガル(土地の人々の温泉を意味する)。ここを中心とする470平方㌔に及ぶ地域は1979年にフィヤットラバクという名称の自然保護区となった。ランドマンナロイガルはカラフルな流紋岩の山々に囲まれキャンプ施設があって、アイスランド・ツーリングクラブが運営するハットがあり、スリーピングバッグ用の宿泊施設もある。キャンプ場の中にあり、トイレ、シャワー施設、温泉ポット、BBQ用クッキング施設が整っている快適な山小屋、マウンテンハットは後述の温泉川とは目と鼻の先。マウンテンハットのある側には高く急斜面のロイガフロイン溶岩原がある。溶岩面はギザギザとして鋭いが、迷路のように入り組んだ小道になって散歩道になっているので時間の余裕があればハイキングを兼ねて歩いてみたい。遠くから見ると溶岩は黒く見えるが近づいて見ればその幾つかは鮮やかな濃いブルーカラーを呈している。これは天然のガラスとも云われる黒曜石。溶岩に大きな割れ目を見かけるが雨で濡れているときなどはかなり危険。溶岩原からは熱い温泉が流れていて、冷たい川水と混じってちょうどいい湯加減の温泉川となっている。天然の温泉川として近年すっかり知られる存在となっている。
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ランドマンナロイガルのマウンテンハットから約2km走ってF-208号線に戻り、ここからその左手に溶岩台地を抱えるヨークルギルスヴィースル川に沿って南下。ヨークルギルスヴィースル川は水量が多く1966年に橋が架けられるまで渡河は極めて困難だったと云う。この附近は丘陵も砂礫床も黒ずんでいて暗いイメージの光景がほとんどだがたまに赤や茶色をした流紋岩の丘陵が見られる。幾つかの橋のない川を渡ると、道は丘越えにフィヤットラバク自然保護区の境界でクロスする川まで分岐する。このクロスポイントが河床沿いのドライブの始まりだ。この区間のドライブは当然ゆっくりとなるが、それまでの降雨量が多くなければそれほど困難なドライブにはならない。道の傍らにはつるっとした、黒い彫刻を彷彿させる岩石があり、侵食作用によって装飾的な縞模様を呈している。
急に左に大きく折れる地点を過ぎれば、極端に湿った状況下での行程は終わる。ここから道は一旦昇り、しばらくすると急勾配の丘を下り始める。ブレーキ部分が水に浸かり放しになるので十分な注意が必要。しかし、これが醍醐味で周りに苔に蔽われた丘陵と砂礫台地を臨み、あまたの川を渡り、F-208を走る魅力の区間だ。ヨークルダーリル渓谷も変化に富んで興味深い。そのひとつが丘陵の侵食作用によるもので、峡谷、滑らかに丸みを帯びた稜線、つるっとした表面を持つ硬岩などがユニーク。
「ランギスヨゥル湖(Langisjór)へ」の道標をある地点を過ぎ、道は昇りに入ると、息をのむようなエルドギャゥ(Eldgjá)断層の光景が目に飛び込んでくる。断層のすぐ南に位置する標高812mの凝灰岩の山ヘルズブレイズ(Herðbreið)からエルドギャゥの眺望は絶景。エルドギャゥは長い噴火による割れ目(亀裂)。割れ目ギャゥの主要部分は北の一帯(道の左手)で、中心部は道の右手の一帯となる。エルドギャゥは世界最大の噴火割れ目で、ミールダルスヨークトル氷河からギャゥティンドゥル山(Gjátindur) まで、南西と北東の方向に40kmも続いている。北の端附近は幅600m、深さ200mもあり最も印象に残るギャゥとなっており、その変化に富んだ光景は畏怖心を起こさせるほど。割れ目は多くの箇所で分断され、途切れてている。そのいろんな箇所で溶岩や火山物質を産出してきた。ヘルズブレイズ山とミールダルスヨークトル氷河の中間点に当る最も南寄の一帯の溶岩はアイスランドへの定住が始まったころ(870年頃)のもの。また、北部と中央部のものは700年ごろの噴火によるものでスカ二タアゥ渓谷に大量の溶岩を流し込んだ。
エルドギャゥには北オゥファイラ(Nyrðri-Ófæra)と南オゥファイラ(Syðri-Ófæra)の二つの川が流れている。北オゥファイラ川は二つの印象深い瀑布となって割れ目に流れ込んでいる。オゥファルフォス(Ófærrfoss)の滝は珍しい二重滝で下部の滝の上部に緩やかにカーブしているアーチ状の天然の橋が架かっている。この橋の部分は玄武岩で、溶岩縁から流れ落ちる川によって軟らかい岩が洗い流されてできたもの。
エルドギャゥを後にし、F-208は大河スカフトアゥ(Skaftá)を左手に見ながら南に向かう。スカフトアゥはヴァトナヨークトル氷河の南西端にあるスカストアゥルヨークトル氷河(Skaftárjökull)に源を有する力量感溢れる氷河川でその河床は広く、苔に覆われた溶岩底となっている。
F-208がスカフトアゥ川から離れてくると右手にマウンテン・ハット、ホゥラスキョゥルがあり、休憩がとれる。トイレや水道も備わっている。溶岩原を過ぎるあたりでミールダルスヨークトル氷河の勇姿が見えてきて、道はなだらかな丘、平らな砂礫地を走り続け、道の右手にファームが見えてきたらF-208号線のドライブの終点となる。
シガルダからの距離は84km。
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