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グリームスエイ  

 GRÍMSEY

 


★グリームスエイ Grímsey

グリームスエイ島は独立行政区で、アイスランドでひとが住む最北端の島で北緯66°30'に位置している。アークティック・サークル(北極圏)は北緯65°50'。まさに、北極圏直下のすぐ北に位置している。その面積は.㎢、メインランドからの距離は約70km。島の北側は険しいクリフになっているため、島にアプローチするには島の南側に限られる。島の最高地点の海抜は105m。この島は冬の間は24時間或いはそれ以上続けて太陽が姿を現すことがない。逆に、夏(5月〜7月)は、太陽は24時間沈むことがない。

グリームスエイには200 7年12月時点で103人が居住しており、そのほとんどが漁業により生計を立てている。また、海鳥の狩猟やクリフに巣食う鳥たちの卵とりもこの島独特の生業だ。島には約35種類の海鳥の営巣があり、夏には数千羽ものパフィンが巣くっていて、2bまで近寄って観察できる。

グリームスエイを訪れるにはアークレイリから飛行機かフェリーを利用する。飛行機は夏(6月ー8月)のみの運航となる。フェリーで行く場合にはアークレイリ(バス・ターミナル)からバス利用でダルヴィークへ(所要45分)、ここでフェリーに乗り継ぐことになる(所要4時間)。フェリーは通年運航だが月曜から木曜の週4便。飛行機利用による日帰りが可能で、20時ごろの便でアークレイリを出発し、所要20分でグリームスエイに到着。空港から徒歩にて10分の高い崖へ。そこから白夜(完全な白夜は6月中旬〜7月中旬)の北極海を望んだり、島の散策を楽しんだりした後、22時の飛行機にてアークレイリに戻るプランなどはお勧め。フェリーの場合には日帰りはできない。

このように、通常この島を訪れる人の目的は白夜の時期の沈まない太陽の観測(ミドナイトサン)か野鳥観察,、そしてタイミングを選べは両方ができる。この島を訪れる人の共通の楽しみは、北極圏を自分の足でクロスすること、足跡を残すこと。この島では訪れた人々すべてに北極圏の北を実際に旅したことの証明書を発行して渡してくれる。北極圏の正確なロケーションを特定している標識が立てられており、世界の主要都市への距離がその方向板に示されている。因みに、ここから東京へは8400kmとある。

グリームスエイにはレストランが付いたゲストハウスがあるが、宿泊の予約はかなり難しい。

 


Revised:08/09/30