ブルーラグーンについて


 レイキャヴィークから車で約40分(ケプラヴィーク国際空港から15分)にある広大なスケールのアイスランド版露天風呂リゾートで、温泉治癒効能をもつ温かくミネラルを大量に含んだユニークな塩温泉です。 ここは自然が創造した温泉ではなく、地熱エネルギーを利用して人工的に造られたもの。スヴァルトセンギ地熱発電所のポンプが地表下2000mから汲み上げるミネラルを豊富に含んだ地熱海水(240℃)が広大な人工温泉の原水となっています。この高温度の熱海水の2/3は塩水、そのために塩温泉とも呼ばれるのです。この地熱海水は、一方で電気エネルギーを産み出し、他方では真水を暖めるという二元の働きをします。豊富なけい素、塩分やその他多くの成分を含んだ使用済みの温水は約70℃の温度で流れ出て、ブルーラグーンに貯えられます。アトピーや湿疹など皮膚病治癒に効果があると云われ、近くのホテルに長期滞在して温泉治療に専念する外国人湯治客もしばしば見られます。

ブルーラグーンの原型

 ブルーラグーンの原型は1976年にスヴァルトセンギ地熱発電所を運営する会社スーズゥルネス地域暖房社によって作られていますが温泉浴場として活用されるのは1981年になってから。現在のように一般人やツーリストに開放されたのは1987年ですから歴史的にはそんなに古いものではありません。1994年には厚生省によって正式に乾癬症への効能が認められ、その治療センターが備わるなどしてこの頃から国際的に知られるようなります。1993年から1994年にかけては入浴面積を拡大しています。それでも当時は設備は貧弱で広さ5,000㎡のラグーンの中で入浴が許されるスペースも限られたものでした。

世界最大級の露天風呂

 1999年5月、2,700㎡にも及ぶ新しい施設が建設され、名実ともに世界最大級の露天風呂になっています。広大なラグーンの中で、ゲストの入浴が許されるスペースは約2,400㎡だけです。 新しいメイン・ハウスは、そのセンターにはレストラン、着替え室、カフェーなどが備わったモダンで清潔な装いで、特に、ラグーン側の壁がガラスとなっている為に、入浴しない場合でも、ソフトドリンクを飲みながら広大なブルーラグーンの全容を眺めることができます。
 この新施設のオープンで、一時に従来の3倍に相当する700人ものゲストが入浴が愉しめるようになりました。新入浴ゾーンでは、安全の為に、深さが1.4mまでと制限されており、水温はコンピュータ制御により37‐39℃に維持されています。ラグーンは常時600万リットルもの地熱海水量が溜められ、40時間ごとにすべての海水は新しいものと入れ換えられています。年間約20万人もの人々がこのブルーラグーンで入浴を楽しんでいますがその半数以上は外国人旅行者です。
(入浴するには水着が必要となります。)

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 施設について


 ノーザンライト・イン(旧ホテル・ブルーラグーン)に宿泊の場合、新しくオープンしたメインハウスまで徒歩で約15分ほどかかります。この為、ノーザンライト・インでは宿泊客にはホテルのスタッフがホテル専用車にてホテル/メインハウス間の無料の送迎サービスを提供しています。
 更に、ブルーラグーンにはレストランのほかギフトシップがあり、絵葉書、切手、Tシャーツア、ヴァイキングの木彫などのスーヴェニアのほかヘルス・プロダクト(ブルーラグーンの温泉底に沈殿しているミネラル等を利用したスキン・ケア製品等)が売られています。アイスランディックセーターなどウール製品も手に入ります。

 ブルーラグーンにはいろんな施設やサービスがあります。そのひとつがスパ・マッサージ&ボデイ・トリートメント。ラグーンの中にあってユニークなのがオープンエアである事です。鉱塩を含んだブルーラグーン特有のオイル・マッサージで、ブルーラグーンのお湯の中で施されるのがユニークです。そのほか、スキンをスムーズにしたり、顔の手入れをするラグーンの湖底に沈殿している泥マッサージオイルを使った肩、腰など局部マッサージもあります。

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